本日1月27日、第7回「レトロ・モダン・おしゃれ　杉浦非水の世界」展ガイドツアーを開催しました。

昨年10月よりはじまった本展も、閉幕まで残すところあと1月あまりとなりました。

会期終盤ということもあってか、多くのお客様にお集りくださいました。

本展では、非水がポスターに描いた女性が着用している衣装と同タイプの洋服を参考資料として展示しています。

ガブリエル・シャネル《デイ・スーツ》1927年頃 カシミア 神戸ファッション美術館

上の写真の洋服は、ガブリエル・シャネルの《デイ・スーツ》です。

窮屈なコルセットから女性を解放するデザイン、すとんと落ちたアイラインシルエットが特徴的です。

杉浦非水《銀座三越  四月十日開店》1930年 オフセット・紙 愛媛県美術館

非水が1930年に制作したポスターには、着飾った女性陣が描かれています。

一番手前の女性が身にまとうスーツは、《デイ・スーツ》とよく似ています。

活動的で流行に敏感な女性”モガ”と、煌々とした灯りの百貨店。

銀座の街を行き交う人の群れと、通りを走る自動車。

憧憬を持ってこのポスターを眺めた人も、少なくなかったのではないでしょうか。

「杉浦非水の世界」展は2月25日までの開催、ガイドツアーは2月10日、24日に行います。

皆さまのお越しをお待ちしております！